世界に唯一!帯広にしかない公営ギャンブル『ばんえい競馬』をやってみた
皆さんは『ばんえい競馬』をご存じでしょうか?北海道開拓期に大活躍した農耕馬「ばん馬」が、重りを載せた鉄そりを引いて直線コースの速さを競う競技です。かつて北海道の農業地帯各地で開催されていましたが、現在では帯広競馬場でのみ開催されている世界でも珍しい競馬なのです!
競馬なんておっさん臭い、ルールが難しそう!なんて言うことなかれ。
ばんえい競馬はレースはもちろん、家族で楽しめる工夫がいっぱいです。
今回はそんなばんえい競馬をレポしたいと思います。
目次
1.グルメ・スイーツ・地場産品が手に入る『とかちむら』がお出迎え!
2.いよいよばんえい競馬!競馬初心者でも安心ビギナーコーナーも!
3.帯広競馬場にはレースが始まるで楽しめる工夫が盛りだくさん!
4.ばんえい競馬いざレース!直線コースだけの超重量戦!!
5.負けても癒される!ふれあい動物園!
グルメ・スイーツ・地場産品が手に入る『とかちむら』がお出迎え!
競馬場の入り口には、産直市場、レストラン、ギフトショップ、お菓子屋さんが入った複合観光施設『とかちむら』があります。
産直市場では十勝の採れたて野菜や、チーズやハムなどの加工品、お菓子など北海道ならではの様々な商品を買うことができます。
川西産の長いもや、ばん馬を飼育する際に使った麦わらでそだてたマッシュルーム「とかちマッシュ」、インカのめざめなどの珍しいジャガイモなども買うことが出来ます。野菜だけでなく十勝のチーズ工場で作っているチーズや、帯広畜産大学でとれた牛乳、北海道の名物ドリンク「ガラナ」なんかも買うことが出来ます。
産直市場正面には、とかちむらスイーツ&セレクトがあります。ここでは、十勝のスイーツと、十勝らしい雑貨のセレクトショップが入っています。
入ってすぐにはセレクト雑貨が並ぶセレクトショップが。十勝の作家さんの商品や馬や牛など北海道十勝にちなんだ可愛い商品でいっぱいです。ばん馬の蹄につける蹄鉄なども売っています。
奥に進むと帯広の南側にある観光ガーデン「紫竹ガーデン」のスイーツショップが入っています。シフォンケーキやソフトクリーム、スコーンなどのスイーツを味わうことが出来ます。夏はお花に見立てた容器に入れたかき氷も販売しており、人気のスポットです。
さらに紫竹ガーデンオリジナルの雑貨も販売しています。ガーデンの花を活用した雑貨はシンプルできれい。セットで集めたくなる可愛さです。
今回はよりませんでしたが、とかちむらには、十勝の食材を使ったイタリアンを提供する「ミリオンサンテ」、ラムジンギスカンの「肉の五右衛門」、豚丼の「たむら」など飲食店が入った「とかちむらキッチン」もあります。ぜひ利用してみてはいかがでしょうか。
いよいよばんえい競馬!競馬初心者でも安心ビギナーコーナーも!
とかちむらエリアを抜けるとやっと見えてくるのが帯広競馬場。入り口壁面に大きく描かれたばんえい十勝がかっこいいです。写真右手に行くとレースを行うコースと観客席があります。
競馬場内に入ってすぐにはまたしてもお土産コーナーが。とかちむらとは異なりより競馬や馬に特化したおみやげがそろっています。ばんえい十勝限定ラベルのビールやばん馬グッズがいっぱいです。
競馬場のまんなかにはビギナーコーナーがあり馬券の買い方や賭け方を教えてくれます。
単勝?複勝?馬複?と似たような名前の馬券がいっぱいで混乱してしまいますよね。このコーナーではイラスト入りのガイドも配っているので初めての人でも安心ですね。
さらに、競馬場の駐車場が満車の場合は、競馬場向かいにある帯広厚生病院の駐車場に停めて、駐車券をここに持参すると駐車料金が無料になります。すごい!
私は単勝で一着をあてる賭け方をしてみることにしました。まずは投票カードの賭け方(式別)、一着になると思う番号に鉛筆でマークします。鉛筆は場内のいたるところにおいてあるので安心してください。
次にいくら賭けるかをマークして、発券機に向かいます。
発券機では、先に購入する分のお金を入れてから、投票用紙を読み込ませます。
投票用紙の記入漏れがあると発券機のすぐ横にあるまどから係の人がサポートしてくれるので不安になることはありません!
投票用紙が読み込まれると馬券が発券されます。
当たれよ~~~~!!!!
帯広競馬場にはレースが始まるで楽しめる工夫が盛りだくさん!
ばんえい競馬の開催日には、大体30分間隔で一日に12回ほどのレースが行われています。観客は「パドック」をみて出走馬を確認し、「馬券を購入」、「レースを応援する」という流れで楽しむと思いますが、あらかじめ応援する馬が決まっていたり、パドックでビビッときて馬券を即買いしてしまうとレースが始まるまで結構暇ですよね。
でも安心してください。帯広競馬場はちょっとやそっとじゃ暇しないのです。
まずはどこの競馬場にもありますが、おいしそうな匂いがただよう場内食堂。なんとなーくカレーとラーメンの匂いがしてきます。レースの合間に食べる食事は美味しさも倍増!風情があってよいですね。
そして、ばんえい競馬ミュージアム!ばんえい十勝の歴史を映した写真や、グッズ、訪れた有名人のサインなどが展示してあります。北海道ローカル番組おにぎりあたためますかの大泉洋と戸次重幸のサインもありました!
場内のいたるところにはばんえい十勝を紹介するフリーマガジン「ポムレ」が設置されています。しかも結構オシャレ!女性が見ても楽しめるようなデザインです。
ばんえい競馬いざレース!直線コースだけの超重量戦!!
ばんえい競馬は普通の競馬と異なり直線200メートルの速さを競うレースです。
出走する馬はサラブレットではなく重種馬といわれる、1200キロもあるとても大型の馬で、迫力満点です。
直線コースには2か所の障害(台形型の山)があり、出走馬は約500キロの重さの鉄そりを引いてゴールを目指します。
普通の競馬は鼻先でもゴール地点に早く到達した馬が勝ちますが、ばんえい競馬は農耕馬のレースです。鉄そりの最後部までゴールに入りきらないとゴールしたことにはなりません。
最後まで仕事をやりきった馬が勝つ。北海道の地域性が現れた競技だと思います。
レーススタートの合図が鳴ると観客はコース沿いの鉄柵にならび、皆大声で応援します。坂道を登れず途中で止まってしまう馬も続出して、障害のたびに順位が大きく入れ替わるのもばんえい競馬の特徴です。
私たちも全力で応援しましたが、残念ながら負けてしまいました・・・涙
負けても癒される!ふれあい動物園!
帯広競馬場には負けて荒んだ心を癒してくれる「ふれあい動物園」があります。
ここでは引退したばん馬や、ポニー、ヤギ、うさぎなど様々などうぶつに触れ合うことが出来ます。
ニンジンを購入すると餌をあげれたり、実際に馬に乗ることもできるので小さいお子さんがいる家庭でも楽しむことができます。
おびひろに来たら家族で行こう!
いかがでしたでしょうか。
このほかにも夜のライトアップや、馬の資料館など紹介しきれなかったスポットもありますが、ばんえい競馬場では、お買い物から食事、レースにどうぶつとのふれあいまで楽しむことができる素敵スポットだということが少しでも伝わったでしょうか。
ばんえい競馬を見ることが出来るのは世界で唯一帯広だけ。
おかげさまで観光客数は年々増加しています!ぜひ一度おとずれてみてはいかがでしょうか。
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