地域限定発売の日本酒 「十勝 純米 初しぼり」
どこで買えるの?
新米を使った本格醸造酒、 「十勝 純米 初しぼり」が、令和2年11月13日に発売されました。発売時点で8000本が十勝管内のスーパー、酒店などに卸されており、フクハラ・ダイイチといった地域のスーパーのお酒売り場や一部のセイコーマートなどでも購入することができます。また、帯広畜産大学生協でも購入することができます!
値段は?
値段は、720ミリリットルで1320円(税込み)。ご当地ものだとイベント的に作って高く設定する場合もありますが、 同量の一般的な銘柄が1100~1700円程度なのを考えると適正価格ですね。価格から地域のお酒として長期的に売っていこうという雰囲気が出ています。
なんで十勝で日本酒?
かつて十勝には15の酒蔵があったそうなんですが、今は衰退してなくなってしまいました。そんな十勝の酒文化を復興させたいという思いから、地元の経済界や、大学、行政なんかが関わりながら「とかち酒文化再現プロジェクト」というのを10年も前から進めてきたようなんです。凄い。
今回発売になった 「十勝 純米 初しぼり」 は、その取り組みのなかで生まれた日本酒で、発酵学・醸造学などの食品科学を研究している帯広畜産大学構内に新たにつくられた酒蔵「碧雲蔵」で作られているんですね!
大学×酒蔵 碧雲蔵とは。
帯広畜産大学構内にある酒蔵
碧雲蔵は上川大雪酒造と帯広畜産大学が連携し、新たな地酒造りと人材育成を目的に帯広畜産大学構内に作られた酒蔵です。 大学の中でも比較的道路沿いに建てられており、車で近くを通り過ぎる目に入ります。
大学の中に酒蔵があるなんてカッコいいですよね!
上川にも兄弟蔵があるみたい
上川大雪酒造は、名前のとおり上川町で酒造りをしている会社で、上川町には「緑丘蔵」という蔵があるそうです。もともと酒蔵のなかった地域の美味しい天然水を活かして新たに作られた酒蔵で、上川町を盛り上げる地方創世の蔵として地元では評判だそうで、ぜひ十勝の「碧雲蔵」も地域に愛される存在になってほしいですね!
ネットショッピングもやってます
上川大雪酒造では公式のネットショッピングサイトも持っているので、遠方にお住いの方でも十勝の地酒が楽しめますね!
上川大雪酒造 オンラインショップ (kamikawa-taisetsu.co.jp)
今回ご紹介している「初しぼり」は買えませんが、通常の「純米 十勝」は購入できるようです!
実際に 「十勝 純米 初しぼり」 飲んでみました
カッコいいラベル、贈答用の箱もそろっています。
早速、帯広畜産大学で購入し飲んでみました!購入の際に上川大雪酒造のロゴの入った贈答品用の箱も購入できるので贈り物にもピッタリですね。ひと箱2本まで入ります。
ラベルは十勝の書家「八重樫冬雷」先生が手掛けており、 「十勝 純米 初しぼり」 のラベルは十勝の名産「ばん馬」をイメージしているそうです。いわれてみるとばん馬に見えてきたような。
口当たりはまろやか、後味は甘口。味の濃いものと合いそう。
いざ飲んでみます!
口に含んですぐにはお酒の香りが来ませんが、口当たりはかなり柔らかい感じです。
まろやかな感じで、飲み込むとふわっとお米の匂いがやってきます!
純米酒なだけあってかなり甘口なので、吟醸のようなキリっとした辛口が好き!という方は苦手かもしれませんが、美味しいです!
後味が甘いので、和食などあっさりした食事と一緒に飲むというよりは、チーズやジャーキー、塩辛といった味の濃いものを肴にして飲むのに向いているのではないでしょうか。
カマンベールチーズと一緒に飲んだら大変美味しかったので、まさに「十勝の食と合う酒」ですね!
今後の展開が楽しみ!
今後、11月26日には第2弾として、火入れしない初しぼり生の「本醸造」が発売される予定で、12月には火入れした「純米吟醸」、年明けには「純米大吟醸」を発売されるそうです。
年末年始のおめでたい席でぜひ十勝の日本酒が飲まれると良いですね!
お米の味も北海道はどんどん良くなってきているので、お酒と言ったら「十勝」というくらい有名になるといいですね!今後、応援していきたいです!
コメントを残す